家のはなし 〜メルボルン編〜
Good day!
こんにちは!
今日からいよいよ、ケアンズ旅行!
今朝は3時起きで出発です。本当は4時に起きようと思ったのにパッキングをする夢を見て脳が準備万端だと思ったのか、目が覚め、そのあと眠りに戻れなくなってしまいました汗
遠足前日にワクワクすぎて寝れないなんてのはよくありますがワクワクすぎて早起きするなんて我ながら珍しい・・・
また滞在の様子などは着いてから書けたらなと思います。
今回はメルボルンの家について紹介します。前回はクイーンズランド州の家の特徴についてお話ししました。気候などがまるで違うメルボルンの家はどんな特徴があるんでしょうか。
前回の記事↓
http://workingausholiday.hatenablog.com/entry/2018/04/26/233027
メルボルンでは高床式の物件はほとんどないと思います。少なくとも僕は見たことありません。
メルボルンではこんなやつを見かけます。
現在メルボルン、シドニーに住んでいる方なら1度は見たことがあるかもしれません。隣の家とくっついているあれです。これを英語でTerraced houseと呼ばれます。( ※そこに住んだからと言って見知らぬ人と恋が芽生える家ではありません)
テラスハウスは隣の家と壁がくっついていて、文字通り、テラス(裏庭)が付いています。イギリスではよく見られ、その影響を受けオーストラリアの都市部で広まりました。建築様式上、建物には駐車スペースは付いてこないので、基本的には目の前の通りに駐車します。(オーストラリアは広いので路駐スペースがたくさんあります)
元のテラスハウス(イギリス)はこちら
「ザ・イギリス」と言った感じの家です。このシンプルなタイプはジョージアン様式。ハリーポッターを始め、さまざまなイギリスドラマを思い出させます。
少し脱線しましたがメルボルンとシドニーのテラスハウスの具体的な違いを見てみましょう。
①は最上階に出窓が付いています。2枚目は斜めの屋根が見えています。②にはありません。
②の家は上部に装飾が多く付いていて逆に①の写真にはあまり見られません。
①が一般的にニューサウスウェールズ州で見られるもの、そして②がビクトリア州、主にメルボルンで見られるテラスハウスです。シドニーのものとは対照的にメルボルンでは屋根を隠すためにわざと装飾をつけていて、多くはビクトリア朝装飾と呼ばれています。wiki先生によると、ビクトリアで起こったゴールドラッシュの時代に多く建てられ、豪華で凝った装飾のことをBoom styleと呼ぶそう。Boomってウェイウェイ系な響きだな…
ですが名前とは裏腹に、優雅な感じやオシャレな感じが漂っています。こういうところでザ・メルボルンな感じがします。
そして、個人的に面白いと思うのが多くが同じデザインじゃないということ。同じ区画の分譲だったら同じデザインでもおかしくありません。だけど隣同士、色も装飾も違う家が立ち並んでいます。のんびり散歩しながら一軒一軒見ていると、気持ちが弾んで、まるで建築美術館にいるよう。
実際に住宅街をニヤニヤしながら歩いたこともあります。すれ違う人は気にせず、ずっとニヤニヤしながら歩いていたと思います。でも一歩、テラスハウスの住宅街に足を踏み入れれば、きっとあなたもニヤニヤしてしまうでしょう。これが、かのテラスハウスニヤニヤ症候群です。発症率高なので訪れる際はお気をつけください。
ちなみにメルボルンに残っている最古のテラスハウスはシティのすぐ上、以前紹介したFitzroyにあります。
なんと建てられたのは1850年代! 御歳、164歳。もはや文化財ものですね。
今回紹介した以外にも、シドニーとメルボルンのテラスハウスではもっと違いがありそうです。
今度シドニーに行くときはもうちょっとよく見てみよう…
メルボルンに来たら、ぜひ歴史の詰まった“巨大アート”を見にお出かけしてみてはどうでしょうか。
お気に入りがきっと見つかるはずです!
Have a good day!